先日電動車いすの「WHILL」の試乗に行ってきました。
5年前くらいにある利用者さんがうちの施設にWHILLでいらっしゃってたのでいつか操縦してみたいと思ってました。
久々に地元以外で時間ができたため、試乗できるところはないかと調べたら家電量販店で試乗できるところがたくさんあることがわかって、有楽町量販店に試乗に行ってきました。

WHILLの特徴は何と言ってもその機動性(モビリティ)とデザインです。
見た目もスッキリしていて、見るからに操作性が良さそうですよね。
走行可能距離は20kmで小旅行くらいなら安心できる距離です。

Model C2

さて最初に試乗したのが、MODEL C2です。何と言っても前輪が特徴的!
車輪が垂直方向にも動くようになっていて、横方向への動き(後輪を中心とした回転)が車輪の角度を変えずに行えます。車いすを操縦したことがある人であれば前輪の角度がうまく変えられなかったり、前輪が足にあたって危ない思いをされた方がたくさんいらっしゃるのではと思います。
その点、安全性と安定性が抜群です。
手元のスティックを使用して前後左右はもちろん、手元のスティックを使用して360℃、12方向への移動が可能です。
歩道を50mほど走らせてもらいましたが、スピードも6km/hと丁度いい走行感で、とても安心して乗ることができました。
また、前輪の作りは凸凹に対しても非常に強く5cmくらいの段差であればまるで問題なく上ってしまいます。

Moedl F

続いて試乗したのが、折りたたみができるMODEL Fです。
このモデルはWHILLを持ち運びたいという要望に答えるために誕生しました。
折りたためば、車のトランクや新幹線に乗車可能ですし、航空会社によっては飛行機にも乗せることができます。
重量も26.7Kgと大人の男性であれば一人でも持ち上げることが可能です。
折りたたんだままでも車輪を動かしながらスロープを上げることもできます。

総評

デザイン性も操作性も期待していた以上で車いすに乗るのが楽しみになるような感覚でした。
高齢者であっても操作はすぐに慣れると思いますし、安全性も高いです。
高齢者がもっと外に出たくなる、そんなきっかけとなるマシンかもしれません。