憲法改正

私は憲法は国全体のあるべき方向性を示すものだと思っています。単に権力を縛るもの論や国民を縛るもの論といったものではないです。
どちらに対してもゆるく制限を掛けながら導いて行くと行ったイメージでしょうか。

また、時代は流れて行きます。100年前の日本から今の日本を想像できるでしょうか。1000年語のあるべき姿を想像できるでしょうか。
私は憲法は時代に合わせ変えていくべきだと思っています。

時代と照らし合わせて明らかにずれているところのみを少量ずつ変えていくべです。
今ある憲法と現代社会を照らし合わせると、それほど逸脱している記載は見当たらないように思えますが、いざその時が来たら改正できるような制度づくりも必要だと思います。

国民投票をやるにしても、国民が正反どちらの意見も聞いた上で議論し、投票行動に移れるようなスケジュールやルールを国民は未だ理解していません。
というか憲法を呼んだことのない人ばかりでしょう。
憲法を改正するにしても、国民が憲法を自分たちがコントロールするんだという意識をもたせることも必要でしょう。

憲法9条改正について

憲法9条に関しては、変更するべきではないと考えています。
もともと上記で記載したように時代に合わせて憲法は改正していくべきだと申しましたが、9条に関しては少し違います。

私は介護事業を通じて戦争を経験した多くの方とお話してきました。
そのみなさんが戦争はもうするべきでなはい。子供や孫たちに経験させたくないと訴えます。特に印象的だったのは東京大空襲で父親と弟なくした方の悲劇的な思い出です。
深川の呉服屋に生まれた彼女は目の前で家族をなくし、その後も地方を転々としたりとても苦労されて生き延びて来ました。その話は涙なしには聞いていられません。

私はいずれは9条も変えていかなければならない時が来るとも思っています。
しかし、それは今ではありません。
せめて戦争を経験された方々がお亡くなりになるまで憲法9条はこのままで良いと思っています。