恐怖感をコントロールする
私は医者でもパンデミックの専門家でもありませんから、大きなことは言えませんが、この新型コロナ感染症に関して、日本は感染者数も死者数も諸外国と比較してもうまくコントロールできていると考えています。
しかし、感染者数及び死者数を上手くコントロールできている割に国民の恐怖感や経済に与えた悪影響は大きすぎるとも思っています。
私がよく比較で出すのが、年間入浴中の事故で亡くなる方が15,000人以上いる話です。
想像以上に多く感じたのではないでしょうか。
入浴中になくなる方は突発的な事故が多く、基礎疾患もない場合が多く事故がなければお亡くなりになることはなかった方ばかりです。私は新型コロナ以上に国民が意識するべき事象だと考えています。
しかし、人々は新型コロナに恐怖します。新型コロナによる死者数は1万8527人(令和4年1月24日現在)です。これは年間に直せば1万人程度となります。多くの方が基礎疾患を持っており、死因が他の疾病にある可能性があっても新型コロナによる死であるとカウントされるにもかかわらずです。
経済に対しても必要以上にダメージを受けているように思います。
人々は消費してはいけないのではないのか、家族や友人と楽しんではいけないのではないか、恋愛してはいけないのではないかと考えるようになっています。
日本人の真面目さが生んでいる事かもしれませんが、これから新型コロナを乗り越えた先にこの恐怖感を払拭できるか不安です。
政治家はもっとワイドショーに
私は高齢者が以下にワイドショーから情報を得ているかを肌で感じています。そして、日々顔を見ているコメンテーターの方に対する信頼感は想像以上に大きいです。
NHKラヂオ深夜便も聞いている方が非常に多いです。
首相が記者会見するよりも、ワイドショーに載せたほうがすぐにメッセージは伝わりますし拡散力も広いでしょう。
私はもっと現役の政治家がワイドショーに出演するべきだと思っています。政治家ではなくても実際に厚生行政を執行している方が出演し、政府の考えを述べてもいいのではないかと思います。当然カウンターとして野党の専門家や立場の違う方々と議論する形であるべきですが。