介護を取り巻く三重苦

介護業界は財政の逼迫、介護職不足、制度の劣化という三重苦に苛まれています。
これらは全て進行性の成人病のようなもので、すぐに死に至る事はありませんが放置していると様々な合併症を発症しながら徐々に身体を蝕んでいきます。

1.社会保障費の圧迫

2.介護職は疲弊し、介護職不足は危機的!!

3.規制の呪縛で失われる介護業界の競争力

介護崩壊はもう始まっている!

介護崩壊が起こってしまえば必要な介護が受けられず介護難民とかした高齢者障がい者が増え、その負担はご家族や地域にも及びます。しかし、介護崩壊はすぐそこに迫っているのに、行政はやってる感を出すための政策しか打ち出せずにいます。

介護崩壊が起こったら

介護崩壊は突然に!

ご家族の介護負担は社会問題へと

無策な政府

坂元ゆうきの描く解決策

介護業界の問題や暗い話ばかりでは仕方ありません。坂元が考える介護の未来と問題の解決策をご覧あれ!

訪問・通所利用軽度者の保険外問題について

 財政審が毎回出してくる訪問介護や通所介護(デイサービス)を利用する要介護1・要介護2は地域支援事業(総合事業)に編入させるという案ですが、すでに要支援1・2の方で編入が行われています。

 簡単に説明すると、通常保険サービスは国が決めたサービスと料金しか採用できません。それを自治体ごとにサービス内容や料金を決める権限を与えるというものです。ただ、たちが悪いのが今までの料金以上にしてはいけないという蓋が被されていることです。

 つまり、自治体次第で保険同様のサービスを続けることが出来ますし、自治体次第ではまるで利用ができなくなるというものです。

総合事業サービス中の保険外サービスを認めろ!

 現在保険サービス中に保険外サービスを行うことは禁止されています。当然保険サービスでやるべきことをやらずに保険外サービスを行うことは避難されるべきですが、例外の規定を作り認めるべきです。
例えば訪問介護であれば、実際家に行き保険内のサービスを行った後の時間に保険外サービスを頼んでも、ヘルパーは一度事業所に帰らないと保険外サービスを提供できません。
これを保険サービスの直後であれば保険外サービス可能とすれば事業所にとってもビジネスチャンスとなるわけです。
デイサービスでも高齢者はいらっしゃる時間の大半を休憩時間として過ごしています。その間に散髪を2,000円で提供したら喜ぶ方も多いでしょう。現在のルールではこれができないのです。
 介護度1・2を総合事業に組み込んでもいいですが、ただ単に報酬削減となってしまったら介護業界は終わります。せめて現状維持の報酬を保ったうえで保険外サービスの解禁が必要です。

介護職を幸せにして高齢者も幸せに!

介護業界に人を集めなければなりません。

構造改革で利益を出せる業界に!

 介護はこの先40年にわたって市場が伸び続ける稀有な存在です。なのに全然儲からない!
事業者が儲からないと才能ある経営者は参入して来ません。介護保険事業は公定価格(介護給付費)によってサービスの内容と単価を決められている事業です。その単価は低く、3年に1度しか改定が行われないこの制度では感染症対策への費用増、継続的な物価高に対応できていません。介護業界を利益の出せる業界に!

政策例

・介護給費の適正化
・保険外事業の規制緩和
・高付加価値を提供するサービス事業者への投資

坂元が理想の介護を語る

高齢者、そのご家族、介護職員、介護事業所、地域の人々、行政、介護に関係するすべての人が充実した幸せになるような仕組みは作れないか。理想を語るなと怒られるかもしれませんが、ここでは語らせてください。