目黒区は都内でも数えるほどしかない駅名に大学の名前が冠されている駅が3つもある(都立大学・学芸大学・駒場東大前)珍しい自治体です。特に東急線沿線上の駅は若い人で溢れ、サークル帰りに買い物に繰り出したり、最新の飲食店が出来るとこぞって列をなしていました。しかし、残念ながら2つの大学が移転を余儀なくされてしまい、残るのは駅名だけでかつてのトレンドの街は他の地域に奪われてしまっているように思います。目黒区をまた若者が集まる街に戻したい。そんなことを考えています。

教育の多角化と深化で学府の街の復権

子供の数が減っているものの不登校の数は増え、子供や親の抱える困難は多様化しています。一人ひとりの多様性に合わせた教育が必要とされるのも当然の話しです。
子供の頃になにかつまづきがあっても一流の高校、大学を目指してすぐに復帰できる道筋を用意します。

世界を目指すスペシャリスト教育の推進

かつて教育に求められていたのは、総中流社会的な全体で取りこぼしがないように一律の教育を施していくことでした。そのおかげで大学進学率は飛躍的に伸び、いい意味でも悪い意味でも均質的な社会人を誕生させて来ました。
しかし、今必要とされている力をもう少し突出した能力であり、子どもたちの才能に合わせて得意なものを伸ばし、才能あるものには世界を目指させる教育への変化が必要だと考えています。
目黒区のお子様は知的水準が高く、世界へ羽ばたく可能性を持った方がたくさんいらっしゃるはずです。公教育だからといって、それを伸ばすことを行ってはいけません。
大学や教育研究機関とコラボをしたり3Dプリンタなど最先端機器の導入等、区内の才能を伸ばすための予算を会っく干します。

寄り添い教育プラン

不登校やいじめ、発達障害など様々な困難を抱えた子どもたちには一人ひとりに寄り添い時間をかけた解決方法が必要です。そのためにも私は寄り添い教育プラン(仮)を推奨します。このアイデアは介護業界のケアプラン制度を元に作成していますが、要介護者と子どもの違いはありますが、分析や解決までの道のりなど共通して利用できるアイデアがいくつもあります。

  • 担当者(担任やスクールソーシャルワーカー)を決め状態把握を行います
  • 教育プラン(介護のケアプランのようなもの)をたて関係者で共有、スケジュールを立てます。
  • 定期的に本人やチームが集まり状態把握の更新を行い、プランの見直しを行います

コーヒーを飲みながらテニス観戦?魅力的な公園整備

目黒区は都立や国立の公園がなく、一人あたりの公園の敷地が最も少ない特別区の一つです。だからこそ各地に根付く個々の公園の魅力を引き出し住民に愛される公園としていかなければなりません。中でも今後始まる碑文谷公園のPFI事業には注目しています。
PFIとは民間のアイデアと資本を利用して公園内で新しい事業や設備を導入する手法です。近年他の自治体などでのノウハウが蓄積され、大きな成功例も聞かれるようになりました。
民間に自治体の公園の土地を無償提供したり、多少の補助も伴うなどリスクも抱えるのでしっかりと計画から監視評価をするなど良いものに仕上げるために自治体や政治家が行うべき事はあるはずです。
私なんかはよく碑文谷公園でテニスの練習や試合観戦をしながら美味しいコーヒーやビスケットでも買えたら便利なのになぁなどと思っていました。
近年の都市計画の中心には公園が必ず配置されます。都市機能と隣接した公園や緑道のあり方を考え目黒区の魅力を更に上げて行きましょう。

中目黒GSCとの連携や投資家マッチングなどスタートアップ支援

中目黒にグローバルスタートアップキャンパス(GSC)構想が発表され少しずつ詳細が報じられるようになってきました。GSC構想は東京の中心にフラッグシップとなる拠点を創設し、スタートアップ創出の種となる発見や技術の研究開発とこれらの成果を活用した事業化支援を切れ目なく実施とあります。
世界中からスタートアップ起業を目論む若者や投資家、ベンチャー企業が集まり否応なくビジネスの機運が高まるはずです。その際に目黒区内でどれだけ事務所や事業所、研究所を構えてもらえるか。重要なチャレンジとなるはずです。

  • スタートアップ設立手続きや支援の補助金などの一元的窓口の設置。当然英語対応。
  • 目黒スタートアップハブ(起業家や投資家が集まれる共通するスペース)の設置
  • 様々なタイプの不動産の準備と入居支援(敷金礼金の免除等)
  • 他の教育機関との連携や人材育成